販売開始日が1997/01/25というナショナルの電気髭剃り機がここ数日、充電しても電源ON直後に元気がなくなる事象を起こしている。こういう症状はバッテリー劣化が原因と思われるが、この髭剃り機、水洗いもできるスグレモノ。これだけ長期間使っているのに、電源さえマトモになれば十分に使えそうな様子。バッテリーの劣化だけで丸ごと破棄してしまうのはモッタイナイというもの。そこで、バッテリーだけを交換できないか?と考えた。ここでは、この電気シェーバーのバッテリー交換を主な内容とした電気シェーバーの修理を紹介する。※⑥の防水ゴムを破らないように取り外し、取り付けるところが最も難しい作業で、他は簡単です。
あると役立つ道具
- プラスドライバー(細)
- ピンセット
修理の仕方
1.取り外せる部品は全部取り外す。
2.上部と下部のネジ止めを外す。
3.振動部分を壊さないように上手く外して、銀色の鉄板を外す。
4.振動部をちょっと下部方面に押すと、中身がスポッと外れる。
5.内歯を取り付ける白い部分は気を付けながら、電池を取り換える。
6.【ここから組み立て】黒い防水ゴムを取り外す。※絶対に破らないように扱うこと。これが破れると、水洗いや丸ごと洗いができなくなる。
- ⑦内部の機械をケースに入れ、下部の蓋を閉めてネジで止める。ここで試しに電源を入れてみても良いでしょう。
- ⑥で外したゴムを取り付け、ケースのゴム接触部の溝にキチンと嵌め込み、綺麗に形を整える。
- ③で外した銀の鉄板を取り付け、ネジで止める。
- ③で外したグレーの部品を壊さないように慎重に取り付ける。※取り付け作業前に、どう取り付けたらいいか、各部品の形状等をよくみながら作業を想像する。これを取り付けないと『キワゾリ刃』が使えません。
- 内歯、フレーム、外刃を取り付け、組み立て完了。※各段階で時々スイッチを入れてみて動作確認する。
感想
充電してスイッチを入れた途端、勢いよくウィーン!と動き出しました。電池が寿命を迎えていた時とは打って変わって元気な髭剃りに。それにしても素晴らしいのは、10年?くらい役だってくれただけでなく、自分で修理できたところ。しかも経費は、新品電池の取り寄せ費の500円ほどです。これでまた10年?もつのだろうか。他の、一度壊れたら買い替えた方が安上がりな電化製品とは違い、エコでとても役立つ、長年使える製品だと思いました。
その他
シェーバーの分解には、パナソニック取扱い説明書ダウンロードのメンズシェーバーの ES7005、『製品を廃棄する時のお願い』が役立つでしょう。
履歴
2023.1.12 | 電池交換(ES6013L2507N) |
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2012.10.18 | 電池交換(ES766L2507N) |